日本万華鏡図書館

日本万華鏡博物館の中の日本万華鏡図書館

 

 日本万華鏡博物館は万華鏡の他に、万華鏡のことが書かれている本と、○○万華鏡、××万華鏡、などタイトルに万華鏡がついている本もコレクションしています。世界唯一にして世界一小さい日本万華鏡博物館ですが、その中に入っている日本万華鏡図書館も同様です。『世界遊戯法大全』は明治40年刊、万華鏡に関する記述のある、日本では一番古い本になります。『乱れからくり』は、万華鏡を様々に解説し、ミステリー作家の泡坂妻夫さんは万華鏡好きとみえます。万華鏡がタイトルについた本はたくさんあります。様々な人生を小説にしたり、お国模様や歴史、文化の違いを、万華鏡の鮮やかさに模したり、中国茶や蕎麦など千変万華の物たちを万華鏡に例えています。『歴博万華鏡』は国立歴史民俗博物館の監修になる本。博物館収蔵品がきらめく万華鏡のように紹介されています。

 音楽やゲームの中にも万華鏡をモチーフにしたものがあります。岩崎宏美さんの『万華鏡』は曲の中に怪しげな音が入っている、ということでも一部コアなファンに知られています。中森明菜さんも『万華鏡』という曲を出しており、ドリカムの吉田美和さんは『涙の万華鏡』を歌っています。カレイドスコープというバンドは日本にも、イギリスにもあり、ロックを歌っています。『ベイビーユニバース』はチェッカーズの藤井フミヤさんのプロデュースによる、イメージで楽しむ3Dカレイドスコープで、様々なジュエルをチョイスして自分だけの万華鏡を楽しみます。2012年3月現在、日本万華鏡図書館の蔵書は350冊を数えます。貸出はしていませんが、タイトルを見ているだけでも、本好きの人なら思わずニヤッとしてしまいます。